人と物が行き交うグローバルな世界と移動論的転回のなか、大地と海の起伏を感じ、乗り物に揺さぶられ、汗をかきながら移動する。人々と「私」の経験とともに、モビリティを再考する論集。
序章 物質の世界をかきわけて 古川不可知第一部 ともに行く/変容するー身体第1章 「儀礼化」する現代徒歩巡礼ー反復の氾濫による連続性とその時空(土井清美)第2章 ケニアの自転車競技選手の「ラウンドな世界」-移動を重ねてならされる、滞留がサイクルする日常(萩原卓也)第3章 移動する身体と身分証ーインドにおけるチベット難民の移動をめぐる物質的実践(片雪蘭)第4章 モバイルハウスの民族誌ー動く住まいとノマドの共生成をめぐる日米仏の事例から(左地亮子)第二部 作り出す/反転するーインフラストラクチャー第5章 環境に棲まうインフラー流れ橋が刻むリズムと集める空間(難波美芸)第6章 不可視性に抗して〈観る〉ためにージープニーをケアするインフラ労働(西尾善太)第7章 未知の故郷への帰還ーソロモン諸島マライタ島の道路建設にみるインフラストラクチャーの両義性(橋爪太作)第三部 探る/流動するー環境第8章 ヒマラヤ山岳観光のモビリティと斜面の質感ー山間部の移動をめぐる変化と連続性について(古川不可知)第9章 多島海のナヴィゲーションー環境のなかを動く身体(中野真備)第10章 定住した移動民のモビリティー北西インドに暮らすジョーギーの野営と住まい方(中野歩美)第11章 難民移動とポリティクスー逃避と越境における南スーダン人の身体、感覚、滞留(村橋勲)あとがき執筆者紹介
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