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文学界の名作を独自の解釈で綴る異色作。 日本文学の不朽の名作『人間失格』をトップホラー漫画家の伊藤潤二氏が独自の表現で捌きます。 隣人の幸福が理解できない。なのに、隣人の目が気になって仕方ない。そんな主人公・大葉葉蔵が必死で身につけたのが道化だった。上京した葉蔵は堀木に誘われ、非合法活動に参加する。 活動に疲れた葉蔵はある女給と出会うが…… 「世間と折り合いがうまくつかない」そんな読者に長く愛されてきた名作を、伊藤潤二氏がホラーの要素を絶妙に取り入れ、構成した衝撃作です。是非手にとってください。宜しくお願いいたします。 【編集担当からのおすすめ情報】 太宰の『人間失格』は、「人間の恥部をここまで書いていいのか?」という究極の文学表現です。また伊藤潤二氏のホラー漫画も時に「ここまで描くか」というぶっとんだ表現がなされます。 今回、太宰の名作を題材に得たことで、伊藤潤二氏はこれまで以上に鮮烈な漫画表現を発信しています。
レビュー(14件)
良いお買い物をしました。 ありがとうございました。
10代で原作小説を読んで以来、数十年後まさか伊藤潤二氏のマンガ化作品としてとして復活!傑作です。
伊藤潤二作品なので購入しました。ファンなので…。
太宰治の小説に伊藤潤二の絵が本当に合ってます。 文学作品ですが、子供にはまだ読ませにくいので残念です。
伊藤潤二が好きなら買い
ビッグコミックオリジナルにて連載開始から読んでおり、待ちに待ったコミックス化だったので購入。 これまでも何度か他の作家さんにより漫画化されてきた「人間失格」ですが、他人のことが理解できない、しかし他人の目を気にせずにはいられない主人公の心情が伊藤潤二のタッチで描かれており、他とは比較にならないほど醜悪に美しく表現されています。 が、そこはやはり伊藤潤二作品。 伊藤潤二作品が好きな私の目にはおもしろく映っても、そうでない人にはトンデモ作品、気持ち悪いだけの漫画、と受け取られるであろうことも否定できません。 好きなら買いですが、そうでない人は用心です。