近代的な都市計画は、業務地と商業地と住宅地と工場地帯を四つに分けた。しかしこれからの時代に必要なのは、業務と住居と商業と生産の機能が混在し、多様な人々が集まり、有機的に結びつける街づくりではないだろうか。
福井・浜町と東京・吉祥寺で、隈研吾、馬場正尊、倉方俊輔ほか豪華審査員を迎えて3つのコミュニティデザイン大賞を開催した。その経験を踏まえ、『下流社会』『第四の消費』などで出色の時代分析を提示した三浦展が、これからの社会に求められる「横の公共」を提案する。
第一部 都市とは何か
1 都市は自由な人間の居場所〜郊外と地方の未来
2 都市計画からはみ出すのが本当の都市である
第二部 都市を人間の場所にする
3 みんなで面白がって街をつくるラテンのスピリットを(陣内秀信×三浦展)
4 物を拾って工夫して使う暮らし(堤幸彦×三浦展)
5 プライバシー偏重の標準世帯幻想を超えた地域社会圏づくり(山本理顕×三浦展)
6 人間の居る場所はつくることができる(伊藤香織×黒崎輝男×三浦展)
第三部 僕もコミュニティデザインをやってみた
7 吉祥寺と福井をつなぐ(コメント 倉方俊輔・隈研吾・馬場正尊・開発毅ほか)
8 横丁から都市をかきまわす(手塚一郎)
付論 見田宗介という私のユートピア
初 出
あとがき
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