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魂は肉体とともに消滅する存在であるのに、なぜ人は「あの世」というフィクションを創造するのだろうか。俳人は、癌という病を得て、生老病死をまるごと包み込む俳句の宇宙にあらためて向き合い、生と死にまつわる世界の壮大な仕掛けを考えた。俳諧の奥深さを伝える実作者ならではのエッセイ。「図書」好評連載、待望の書籍化。 はじめに 第一章 癌になって考えたこと 第二章 挫折した高等遊民 第三章 誰も自分の死を知らない 第四章 地獄は何のためにあるか 第五章 魂の消滅について 第六章 自滅する民主主義 第七章 理想なき現代 第八章 安らかな死 おわりに 俳句索引 短歌索引 人名索引
レビュー(7件)
著者の闘病体験を交えながら書かれている、感動です。
母の依頼で注文しました。 著者の闘病体験を交えながら書かれている、 内容も面白い、とのことです。
注文の本3月3日受け取りました。何も問題ありません。