症状精神病、脳器質疾患、ヒステリー、セネストパチーなどに関する先駆的業績、そして妄想、意識障害、記憶障害などをめぐる診断と治療のエッセンスなど、臨床精神病理学をベースとする著者の幅広い学殖と臨床実践がまとめられる。加えて、数多くの精神鑑定や困難な時期の学会運営など、著者のたゆみない歩みの跡を示す論文を収める。--編集・解説=濱田秀伯
(発行:群馬病院出版会/発売:弘文堂)
I 精神病と神経症
症状精神病
脳器質性疾患と幻覚
精神科領域における機能疾患ーーとくにヒステリーをめぐってーー
心気状態ならびに神経衰弱状態(心気症)
セネストパチーとその周辺
内因性精神病の分類体系の受容と批判の歴史的展望ーー日本を中心にーー
II 診断と治療
統合失調症(分裂病)における被害妄想についてーー特に誇大妄想との関係においてーー
その後の統合失調症(分裂病)妄想の研究の趨勢
意識障害の臨床から
記憶障害の臨床ーー症例からーー
精神科領域における治療の進歩について
電撃療法について
マラリア発熱療法と進行麻痺
III 歩んだ道
精神疾患はひとつか
昨今の精神鑑定から
精神鑑定入門
金沢学会以降変わってきたこと
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