本書は,著者が勤めていた大阪公立大学(旧大阪市立大学)の学生を対象にした土質力学2(地盤内応力,土のせん断強さ,斜面安定を対象)のテキストを改めて教科書としてまとめ直したものです。授業内容の理解を深めるために各章に例題を掲載しています(巻末に解答を掲載)。また,各章の最後には講義内容の理解度を確認し,復習するための演習問題を付けています。地盤・土は基本的に自然が作ったもので,多種多様(様々の種類の土が様々の状態にある)で,不均質に存在するので非常に複雑です。そのための地盤・土の力学を学ぶのが土質力学です。土質力学は土の物性と地盤の力学を両輪として組み立てられた科目で,都市工学の中で必須の内容である。本書は,既に刊行している土質力学1に続く後半の内容(地盤内応力,土のせん断強さ,斜面安定)を学ぶ学生を対象に,地盤の力学的な取り扱い方を修得することを目標に丁寧に説明しています。
はじめに
第7章 地盤内応力
7.1 地盤内応力とは
7.2 集中荷重による地盤内応力増分
7.3 分布荷重による地盤内応力増分
第8章 土のせん断強さ
8.1 土のせん断強さとは
8.2 土のせん断試験における排水条件とダイレイタンシー
8.3 一面せん断試験
8.4 一軸圧縮試験
8.5 三軸圧縮試験
8.6 実地盤でのせん断強さの考え方
第9章 斜面安定
9.1 斜面安定とは
9.2 無限斜面の安定計算
9.3 円弧すべり面の安定計算
9.4 地震時の安定計算方法
9.5 斜面安定に関わるその他の要因
9.6 複合すべり面の安定計算
9.7 斜面安定計算における強度定数の使い方
9.8 斜面災害(土砂災害)の実態
例題の解答
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