『建築探偵術入門』から正しく本書を読む。前著は写真と建築物の説明で紙面が尽きた感があったが、本書はそれらの中から選りすぐりの物件をじっくり味わえた。そして、著者のユーモアあふれる文章に惹き付けられた。東京駅は、3階部分も復元されたが、じっくり見ると3階と2階のレンガの違いが分かって面白い。いま話題の渋沢栄一も、幕末の動乱期から三井、三菱との都市開発を巡る駆け引きまでのエピソードを知ると、俄然興味がわく。東京駅丸の内側の土地が三菱地所で占められた訳を知ることもできた。収穫多し。,洋風建築と時代の移り変わり。 「改訂版建築探偵術入門」を読み終えた探偵気分そのままに、若かった頃を想い出しながら読みふけりました。,藤森先生の建築探偵の本です。建築探偵とはどうあるべきか、みたいな分もあります。『正しい建築探偵のやり方』というページでは、建築探偵の風体は『帝国探偵社の服装規定同様、<平均的を持って旨とす>がよろしい』とあります。つまり目立たない格好がいちばん、ということでしょうか。 藤森先生の本には、写真がたくさん掲載されていて見ていて楽しいのですが、これは白黒写真のみです。それでも「これ、本当に日本にある建物なの?」と思ってしまうぐらいの見事な西洋風建築物。 この本のサブタイトルが『東京篇』となっているのですが、他の地方の探偵結果も本になるんでしょうかね。 表紙の、東京大空襲で焼かれる前の東京駅の駅舎の絵を見ていると、今のドーム屋根がむなしくなります。 もっとも、現在東京駅は改修中じゃありませんでしたっけ?確か、ステーションホテルが改修で休業するとかって何かで読んだような気が…。 改修されて、この表紙の絵のようなドーム屋根になればいいなぁ。 ,建築探偵藤森センセの薀蓄がいっぱい語られています。明治・大正・昭和初期の近代建築・洋館が好きな人に、おすすめです。
レビュー(18件)
『建築探偵術入門』から正しく本書を読む。前著は写真と建築物の説明で紙面が尽きた感があったが、本書はそれらの中から選りすぐりの物件をじっくり味わえた。そして、著者のユーモアあふれる文章に惹き付けられた。東京駅は、3階部分も復元されたが、じっくり見ると3階と2階のレンガの違いが分かって面白い。いま話題の渋沢栄一も、幕末の動乱期から三井、三菱との都市開発を巡る駆け引きまでのエピソードを知ると、俄然興味がわく。東京駅丸の内側の土地が三菱地所で占められた訳を知ることもできた。収穫多し。
洋風建築と時代の移り変わり。 「改訂版建築探偵術入門」を読み終えた探偵気分そのままに、若かった頃を想い出しながら読みふけりました。
読書 【建築】
藤森先生の建築探偵の本です。建築探偵とはどうあるべきか、みたいな分もあります。『正しい建築探偵のやり方』というページでは、建築探偵の風体は『帝国探偵社の服装規定同様、<平均的を持って旨とす>がよろしい』とあります。つまり目立たない格好がいちばん、ということでしょうか。 藤森先生の本には、写真がたくさん掲載されていて見ていて楽しいのですが、これは白黒写真のみです。それでも「これ、本当に日本にある建物なの?」と思ってしまうぐらいの見事な西洋風建築物。 この本のサブタイトルが『東京篇』となっているのですが、他の地方の探偵結果も本になるんでしょうかね。 表紙の、東京大空襲で焼かれる前の東京駅の駅舎の絵を見ていると、今のドーム屋根がむなしくなります。 もっとも、現在東京駅は改修中じゃありませんでしたっけ?確か、ステーションホテルが改修で休業するとかって何かで読んだような気が…。 改修されて、この表紙の絵のようなドーム屋根になればいいなぁ。
建築探偵藤森センセの薀蓄がいっぱい語られています。明治・大正・昭和初期の近代建築・洋館が好きな人に、おすすめです。