公認心理師という国家資格ができ,医療や教育現場などでのさまざまな専門職との協働や,多職種の中にあっての専門性,職域の広がりなど,心理支援のあり方は変革期を迎えている。そんな中,心理支援職は,どうサイコセラピーを営む必要があるのだろうか。
本書は,臨床現場のリアルを見つめながら,「密室」だけではなくなった心理臨床の世界において,セラピストが目指すべきサイコセラピーのあり方を「統合」に見出すものであり,「まなざし」,「つながり」,「集い」など,独自の臨床キーワードを軸に展開する。2020年代における心理療法/心理支援のあり方を問うた必読の新しい臨床理論。
第1部 まなざしは移動する
第1章 まなざしの移動──眼ー移 shifting
第2章 移動を促進するアプローチ──探ー深 seeking
第3章 移動によってみえてくること──解ー察 understanding
第4章 つなげること,つながること──当ー繋 Connecting
第5章 集いチームとなる──集ー協 collaborating
第6章 どこに重きをおくのか──価ー律 evaluating
第2部 サイコセラピーは交配する
ダイアローグ──3人のセラピスト……112
第7章 統合的営みをとらえる──理ー築 circulating
第8章 サイコセラピーがコミュニティで展開する──地ー場 developing
第9章 クライエントに資する柔軟な営みとは?──柔ー貫 integrating
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