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心極流の達人ながら、凡庸な勤めに留まる蔵太。二人の子供とともに穏やかに暮らす、その妻・澪。すれちがいの暮らしを送る澪の前に、一度だけ契りをかわした男・笙平があらわれる。側用人にまで出世したかつての想い人との再会に、澪の心は揺れる。今、ここで、心のままに生きられたならーー。直木賞作家が描く、人妻の恋。日本人の心が紡ぐ、美しく、哀しき恋。全国17紙に掲載された大人気連載! 義か情か。武士の妻の選ぶ道とは? 刀や槍を持たない女たちの武器は、愛であり、矜持であり、信念である。-大矢博子(書評家) 心極流の達人ながら、凡庸な勤めに留まる蔵太。二人の子供とともに穏やかに暮らす、その妻・澪。すれちがいの暮らしを送る澪の前に、一度だけ契りをかわした男・笙平があらわれる。側用人にまで出世したかつての想い人との再会に、澪の心は揺れる。今、ここで、心のままに生きられたならーー。直木賞作家が描く、人妻の恋。日本人の心が紡ぐ、美しく、哀しき恋。全国17紙に掲載された大人気連載がついに文庫化!
レビュー(19件)
紫匂うです。
「紫匂うです。葉室麟さんの小説です。面白そうです。
今葉室麟に夢中です。
この秋、妻と二人で、夢中になって読み更けています。 作品の多くは、人間の矜持や情愛をとても強く感じます。
葉室麟さんは大好きな作家の一人
葉室さんの作品が好きな理由は、自身の生き方や考え方を教えられるからです。「紫匂う」は夫婦のあり方について大変考えさせられました。私には、蔵太(夫)のように強くしっかりと澪(妻)を信じ想いやることは、情けないほどに不足していると思っていましたので、我が妻に対して、昨日よりも少しでいいから想いやる気持ちを持ち続けていこうと思いました。
普通の商品です
葉室麟ファン用です 寝ながらか退屈しのぎに読む本です