先に丸谷才一、井上ひさしの文章読本を読んでいましたが、文章読本の嚆矢というべきこの本を読んでみたくなり、購入しました。内容的には丸谷才一が指摘しているように、「この本は含蓄というものを述べているといっても..」という部分に至って、ではいままで縷々書き連ねてきたことは一体何だったのか、と思わせられなくもないのですが。個人的には、正字新仮名というのは非常に読みにくいので、正字にするのならば旧仮名にしてほしかった(これは漱石、鷗外などの明治期の小説家の作品にも言える)。その点が残念でした。,谷崎潤一郎さんの文章は、優しくて品があって好きなので満足です。,文章について考えすぎな本。 でも普通の人はここまで考えることはないと思うので読む価値ありです。 自国の言葉で発表しにくい学問は借り物の学問で自国のものとは言えない。という部分が印象的でした。,知人が文学部に入学するので、入学準備としてこの本を選びました。知人にとってもいい本であってほしいです。,堅苦しい感じの本に見えましたが、どんどん読み進んでいきました。 古語の使用があったりもしましたが、とてもわかりやすくて、文章好きには楽しい本でした。 友人にもプレセントしようと思っています。
レビュー(83件)
文章読本の嚆矢
先に丸谷才一、井上ひさしの文章読本を読んでいましたが、文章読本の嚆矢というべきこの本を読んでみたくなり、購入しました。内容的には丸谷才一が指摘しているように、「この本は含蓄というものを述べているといっても..」という部分に至って、ではいままで縷々書き連ねてきたことは一体何だったのか、と思わせられなくもないのですが。個人的には、正字新仮名というのは非常に読みにくいので、正字にするのならば旧仮名にしてほしかった(これは漱石、鷗外などの明治期の小説家の作品にも言える)。その点が残念でした。
満足です
谷崎潤一郎さんの文章は、優しくて品があって好きなので満足です。
文章について考えすぎな本。 でも普通の人はここまで考えることはないと思うので読む価値ありです。 自国の言葉で発表しにくい学問は借り物の学問で自国のものとは言えない。という部分が印象的でした。
プレゼントです。
知人が文学部に入学するので、入学準備としてこの本を選びました。知人にとってもいい本であってほしいです。
どんどん読める
堅苦しい感じの本に見えましたが、どんどん読み進んでいきました。 古語の使用があったりもしましたが、とてもわかりやすくて、文章好きには楽しい本でした。 友人にもプレセントしようと思っています。