精神療法の本はふつう、カウンセラーの目に映ったクライエントが描かれます。ところがこの本では、クライエントの目に映ったカウンセラーが描かれているのです。その希有な“主客転倒”の発想で好評を博している同タイトル前著の魅力に加えて、著者はさらに、斬新な手法を提案します。--学校のなかで「よい子」であろうとする苦難を、クライエントと家族の関わりを展開させるなかで変容させるという、これまでの精神療法には無かったニュー・タイプの手法です。本書も、神田橋條治氏の熱い勧めによって生まれました。
正しすぎる 間違い
親の顔色
友だちの家の温もり
はじめての面接
話しやすい位置の確認
正しすぎるという間違い
「よい子」と よい子
状況に構い過ぎていると
内なる願いへの気づき
家族との心理的距離
心の深いところでくすぶる夢
母の来談と自覚
人目が気になって 苦しい
心のやりくり
暗くてなにが悪いのか
友だちができる
好意と慈しみ
ひとまずの終了
精神療法の 底辺
「私」が私になりゆくこと
卒業論文
良心の架け橋としての仕事
刊行に寄せて (神田橋條治)
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