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特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中に、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに、自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が……。21世紀の『そして誰もいなくなった』登場! 精緻に描かれた本格ミステリにして第26回鮎川哲也賞受賞作、待望の文庫化。
レビュー(236件)
これは面白い!私のお気に入りミステリー小説ベスト3に入りました。 まず、レン以外の登場人物が外国人(アメリカ人)なので、髪や目、肌の色の違いでそれぞれの特徴がわかりやすかったです。 マリアと漣コンビのやり取りも面白いですし、難しい漢字にはふりがなが振られているので、すらすら読みやすかったです。 あと、表紙の小型飛行船『ジェリーフィッシュ』がころんとしてて可愛いと思いました!笑
読みやすかったです。
新しい技術の飛行船が、吹雪の雪山に不時着し、そこで仲間が次々と……というかなりベタな舞台設定。 読みやすい平易な文章で、一気読みしてしまいました。 科学に関する用語がたくさん出てきますが、理解できなくても楽しめます。 警察パートと飛行船パート、そして回想シーンが交互に描かれ、次第に真実が明らかになっていくのですが、すらすらと読める分、ちょっと盛り上がりに欠けるかな…という印象はありました。
届きました★
さっそく読みたいと思います!早く届いて良かったです。