ヨーロッパ文化史に深い足跡を残すユマニスムとはいかなる思想運動だったのか。ラテン語に基づく普遍的文明の樹立という壮大な夢、その胚胎から終焉までを、ペトラルカからエラスムス、さらに新世界にまで及ぶ、個性豊かな文人たちの思索に沿って追跡し、ルネサンス精神史への斬新な視角を拓く。スペインの傑出した文学・文献学者による名著、待望の邦訳。
序 ユマニスムの夢を追う
第1章 夢の次元ーーその広がりと奥行き
第2章 根幹ーー胎動から知の奔流へ
第3章 構想ーー揺るぎない読みが開く扉
第4章 生活様式ーー古の覚醒と同時代の生き様
第5章 新世界への道ーー求められる視座
第6章 イタリアとヨーロッパの間ーー知的波動のうねり
第7章 文献学ーー本義こそ真義
第8章 白鳥の歌ーー終焉のさんざめき
第9章 エラスムスからペトラルカへーー思索と詩作の交錯
第10章 終結ーーはてのはてに残るもの
補講1 「文芸讃歌」--ルネサンス期スペインにおけるユマニスムと「人間の尊厳」
補講2 ポリツィアーノの光と影 一五二五年前後ーーエラスムス、ビベス、ビュデーー
訳者解説
引用・参照文献レファレンス
訳注
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