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父と兄を殺され、祖国・楚への復讐を誓いながら呉に逃れた伍子胥。呉の将軍・公子光の客人となった伍子胥は、孫武に兵法の協力を仰ぎ、参謀として楚との戦いに臨む。だが、それはさらなる動乱の序曲となるのだった。大河中国歴史小説、伍子胥篇のクライマックス! 父と兄を謀略で失い、祖国・楚に復讐を誓いながら呉に逃れた伍子胥。呉の公子光の客人となった伍子胥は、孫武に兵法の協力を仰ぐ。その労ゆえ、公子光は二倍の兵を率いた楚に勝利するも、呉王に命を狙われることにーー。●設諸(せんせつしょ)との再会と別れ、范蠡との出会い、黄金の楯。大河中国歴史小説、伍子胥篇のクライマックス! ※●=魚へんに專 斉の国 鍾離の陣 けい父の戦い 青銅の柩 暗殺の矢 黄金の楯 運命の年 王と将軍 せん設諸 旗と煙 夜襲 初秋の風
レビュー(9件)
呉に落ち着いた伍子胥がのどかな生活を過ごしていく中で、呉王と公子光の争いに巻き込まれていく。呉王僚の殺害と公子光の即位の場面は、描写といい、話の展開といい、あっという間に読み進んだ。これから伍子胥にどのような苦難が待ち受けていてどう乗り越えていくのかとても楽しみである。
続きが気になり、即注文です。少々、中だるみ感はありますが、より繊細に長く続いて欲しいストーリーです。
発刊の間隔が長くて、先の内容を思い出すのが一苦労です。