少女の眼に映った“激動の時代”の素直な日常生活!
偶然みつけられた戦中戦後の一疎開少女の農村での日々を描いた
素朴で素直な表現の絵日記。オールカラー。
戦禍にあうこともなく、家族に戦場に赴く者もなかったが、
戦争の影は色濃くあった。ひたすらお上の言葉を信じ、
報国農場で汗を流す「少国民」たち、兵隊送りやちょま(桑)
の皮むきなどの労働、そして敗戦から復興への坦々と綴られる日常は、
そのさりなげなさ故にかえって響かずにはいられない。
そこには忘れてはならない昭和、忘れることのできない昭和がある。
一人ひとりの受けとめ方はことなるだろうが、
本書は昭和一けた生まれの者が令和を生きる人々への
ささやかな贈り物である。
はじめに
第一章 国民学校時代
第二章 大垣女学校時代
付録 往復書簡
編集を終えて
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