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予測不能の展開、予想外の読後感 中毒者続出の絶叫系転落ミステリー! 映画化決定の話題作『悪い夏』『正体』を超える切迫感! 終わりの見えない転落人生。こんな目にはあいたくない……。 三十代シングルライフを謳歌する美世子は、不穏な恋にのめりこむ。県内一の進学校に通う礼央は、元級友の不良と再会する。三人の子持ちの茂一は、ラブホテルの経営不振に喘ぐ。孤独と欲望を抱える彼らの人生が交わるとき、崖っぷちに向かって運命は転がりはじめる。予測不能、絶叫必至の転落ミステリー! 「いい気味」か「かわいそう」か? 彼ら自身が招いた命からがらの転落劇。滅茶苦茶なんだけど最悪じゃない! ー吉田大助(書評家) 予想外の読後感! 転落人生の奇蹟の交錯が閉塞感に風穴を開ける、これぞ染井マジックというべき快作。 ー宇田川拓也(ときわ書房本店)
レビュー(70件)
なんか奥田英朗みたい
まず指摘したいのは、ボウリングをボーリングと誤表記していたこと。それも複数箇所だ。講談社の校閲って大丈夫か。 文章とかセリフ回しとか展開などが似ていて、なんか奥田英朗みたいだなと思った。 まあまあ楽しめた。個人的にはコロナ禍には、閉塞感などほとんど感じなかったけども。
主な登場人物が、最悪な方へおちていく感じが読んでいておもしろかったです。先がどうなるのかハラハラしました。