すべての出発はひとりぼっちからはじまるー。
病身の自己と対峙し、家族、友人を見つめ、心身をつきつめながら短い生涯に3000枚をこえる絵や詩を遺した無名の画家・高田啓二郎。
その迸(ほとばし)るような筆致の絵は、ほとんどが18歳前後に描かれていた。
深夜ひとり机に向かった自室は、無限の宇宙であり、「Kの劇場」であった。
主人公・高田啓二郎が、終生の物語を背負って今やって来る。
魂を燃やし尽くすまで、描き、綴った画家の軌跡をたどる画文集。
"序幕─夜 ─(絵画作品)
第I幕─真情─(絵画作品)
第II幕─息衝く─(絵画作品)
第III幕─詩稿─
Essay 1 「キョーダイ」 高田陽一郎[実兄]
Essay 2 「あの頃のこと─高田啓二郎のいた風景」 青木伸一[友人・画家]
Contribution 1 「高田啓二郎2021」 小泉晋弥[茨城大学名誉教授]
Contribution 2 「魂の梯子 高田啓二郎の芸術について」 小泉晋弥
Contribution 3 「魂の梯子 光の中の修羅─高田啓二郎の『花の表紙のノート』より」 小泉晋弥
Essay 3 「高田啓二郎君のこと」 渡辺謙治[友人]
高田啓二郎略年譜
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