本書は鈴木俊明先生が監修したシリーズの第2弾です。前作『体幹と骨盤の評価と運動療法』は多くの読者から好評を頂きました。
最新作である本書『脳卒中運動学』では、脳卒中リハの『なぜ?』を運動学と解剖学によって 徹底的に分かりやすく解説しています。
正直に申しますと、ここまで論理的に 分かりやすく解説できた書籍は、他に存在していないと感じています。
脳卒中のリハビリは、運動器のリハビリと違い「脳に損傷があるから」という解釈で、運動学と解剖学に基づく運動療法を蔑ろにしているセラピストが非常に多いと思います。もちろん、私もその1人でした。しかし、本書の編集にあたり全ての原稿を読み終えた時、「脳卒中も運動器も 一緒だ...」と衝撃が走ったのと同時に、「学生や新人の時にこそ、こういった本 が欲しかったな...」と感じました。だからこそ編集員としてではなく、1人の理学療法士として「この本は絶対に セラピストなら読まなければならない本だ」と思っています。それくらい勉強になると同時に、私たちの臨床の手助けになり、今までの臨床内容に一石が投じられます。
是非、本書を読み進めてこの意味を実感してください。
第1部 運動と現象の運動学的解釈
1章 なぜ今、脳卒中の運動学なのか?
2章 病的共同運動パターンを運動学で考える
1.病的共同運動パターンとは
2.上肢の病的共同運動パターンを解明する
3.下肢の病的共同運動パターンを解明する
3章 連合反応を運動学で考える
1.連合反応とは
2.歩行時の上肢の連合反応
3.歩行時の下肢の連合反応
4章 肩関節亜脱臼を運動学で考える
5章 肩手症候群を運動学で考える
6章 トレンデレンブルグ現象を運動学で考える
7章 ぶん回し歩行を運動学で考える
8章 プッシャー現象を運動学で考える
第2部 脳卒中運動学の臨床応用
1章 脳卒中運動学を用いた評価・治療戦略
2章 症例から学ぶ脳卒中運動学
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