日本で初めて、14世紀から21世紀までのポーランド絵画史をたどることができる美術書。
三国分割や武装蜂起と敗北の繰り返し、東西冷戦など、複雑なポーランドの歴史の中で、常に民族の使命、祖国愛の使命、政治的・社会的な使命を担いつつ、芳醇な作品を生み出してきたポーランド美術。旧西側主導の西洋美術史では見ることができなかった作品の数々を、豊富なカラー図版と共にたどることができる、最良のポーランド絵画入門書。
プロローグ
第1章 ロマネスクとゴシック
ロマネスク/ゴシック
第2章 ルネサンスから啓蒙改革期まで
ルネサンス/バロック/啓蒙改革期
第3章 三国分割時代
19世紀の様々な変化/西欧の流れの受容/ロマン主義絵画の巨匠ミハウォフスキ/パリのポーランド人画家/シムレルのバルバラ/ポーランド人の歴史観を形成したマテイコ/グロトゲルの力/ミュンヘン派/ゲルソンとシェミラツキ/ポーランド絵画の幸福の時ーー「若きポーランド」/ヴィスピャンスキという才/マルチェフスキの使命/様々な個性/ポーランド人の自然観と風景画/内面を洞察した肖像画/成熟とバランス
第4章 独立回復から現代まで
1918年 ポーランド国家の再生/1930年代 パリ委員会/第二次世界大戦後/1955年 雪どけ以後/1970年代 ハプニング、パフォーマンス/1980年代 ニュー・ペインティング/90年代以降から21世紀 新たな表現形式の登場と伝統への挑戦
エピローグ
訳者あとがき
索引:画家および掲載作品
カラー写真撮影者一覧
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