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九州の静かな港町で叔母と暮らす17歳の少女、岩戸鈴芽。 ある日の登校中、美しい青年とすれ違った鈴芽は、「扉を探してるんだ」という彼を追って、山中の廃墟へと辿りつく。 しかしそこにあったのは、崩壊から取り残されたように、ぽつんとたたずむ古ぼけた白い扉だけ。 何かに引き寄せられるように、鈴芽はその扉に手を伸ばすが……。 やがて、日本各地で次々に開き始める扉。 その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。 ーーー星と、夕陽と、朝の空と。 迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があったーーー 不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。 新海誠監督が自ら執筆した、原作小説! 一日目 二日目 三日目 四日目 五日目 常世 六日目と後日談 あとがき
レビュー(177件)
3年ぶりの新海誠監督の作品楽しみにしていました。映画を観る前も観たあとも楽しめる作品です。
子供がテレビで観て、本も欲しいと言うので購入。小五の娘、喜んでいた。
映画も観ました。でも文字でも読みたくなって急いで購入しました。何度読んでもいい作品ですね。児童書のほうも購入しました。
私はジブリ作品には全く興味が無く、この小説の作者である新海誠監督の作品(映画)も一つも観たことがありません。 ですから、こちらの小説を購入したのは偶々でほんの気まぐれだったのですが、思っていたよりも面白くて、これがアニメだったらこういう感じの絵や世界が展開されるのかな・・・と勝手な想像を働かせながら読み進めました。 元々SFやアニメは苦手としているので、この御伽噺の様な空想の世界に入り込める気が全くしなかったのですが、意外や意外・・・で読んでいる間は異空間にどっぷりと浸っていました; この小説を読んだからと言って、他の新海監督の作品を見たり小説を読んでみたいとまでは思いませんでしたが、世の中の人達がこういう世界にハマる訳が少しだけ分かった気がします。
映画を見て小説も気になり購入しました。 文体も読みやすく、映画とはまた違った楽しみ方が出来て大満足でした。