- 14
- 3.79
鮮烈なロックサウンドと叙情的な歌詞で多くの音楽ファンを魅了し続けてきたクリープハイプ。フロントマンにして芥川賞にもノミネートされた尾崎世界観が、他人に笑われても「好きなもの」を大事にする強さの根源と、その裏にひそむ葛藤を明らかにした。生きづらさを抱えるすべての人に共感をもたらす、日々を剥き出しにつづった挑発的エッセイ。書き下ろし作品を特別に収録した豪華版! 解説 安本彩花(私立恵比寿中学) まえがき いつからか、花火を見るよりも、花火になることを選んだ モンクの叫び 「くれない?」に染まったこの俺に、同乗しろ! エッセー尾崎 夜を引き延ばして、俺はグーを出しましたよ 尾崎さん、よいしょよいしょで大事な場面があるじゃないですか 小菅エレジー 〜こんな男のひとりごと〜 尾崎、秋の本まつり さーて今月のオザキさんは、「顔は、顔だけはやめて」「ワーキングホリデイ」「参るが溜まる」 の3本立てでお送りします なんだこれ! 手紙 一 手紙 二 手紙 三 先週圏外から一気にランクアップ、今週の第1位は尾崎世界観の「風邪をひいた時だけ人に 優しくなれるのはなぜ?」です Y字バランスをしながら「共感なんてただの痛み止め」と悟った顔をして、T字路にぶち当たる タイトル未定のまま決まらず、無念の時間切れ。この気持ちは「言葉」にならない そんなの足の小指からしたら、箪笥の角が向こうからぶつかってくるようなものだ 運命の洗濯 銀座の田中さん exあやっち 鳥人間コンテストに参加の尾崎さん、大会新記録を叩き出すも「会場にゴミをポイ捨て」でまさかの失格! 義理サイン 音楽の神様(笑) 2022年2月6日 校正のお供、ゲルインキボールペン0.5mm(びしゃびしゃ) 解説 安本彩花
レビュー(14件)
とても饒舌だけど、湧いてくる言いたい気分を表現するには、まだ言葉が足りない。そんなもやもやを畳み掛けるように伝えながら、的確な構成で伏瀬を回収したりオチをつけたりしていて、読んでいて、とても楽しかったです。本の活字と尾崎さんの語り口が重なって、面白い読書ができました。