精神療法に正解などない。人の心に携わる方なら「精神療法をきちんと学びたい」と誰しもが思うだろう。しかし、精神療法において治療者側も患者側も「こうしなければならない」と強迫的になることで、大事な点を見落としてしまうことがあるかもしれない。
人には「いい面」も「悪い面」もあり、そのどちらか一方だけという人は存在しない。また精神療法は人間対人間の付き合いであるから両者の相性もある。そのような要因が複雑に絡み合って生まれる結果は十人十色であるが、その中で最善のものを見つけていくために、治療者側はより多くの引き出しを持っておくこと、が必要である。
両者の関わりから生まれるもので患者の心の成長が促されるのは明白だ。本書では、理論だけではなく実用的に取り組める治療法を提案していく。
はじめに
第1章 ダメなら別のやり方ができる精神療法家になる
第2章 患者体験の意味
第3章 スーパーヴァイジー体験とスーパーヴァイザー体験
第4章 アメリカの市場原理を勝ち抜いたハインツ・コフート
第5章 治療者の強迫を戒める森田療法
第6章 高等教育の不備の国での認知療法
第7章 甘えられない時代の「甘える勇気づけ」
第8章 プラグマティック精神療法の元祖、アルフレッド・アドラー
第9章 精神療法の副作用
第10章 精神療法のゴール
第11章 精神療法のルール
第12章 精神療法ってなんだろう?
第13章 自己開示について
第14章 愛と精神療法
第15章 高齢者の精神療法
第16章 精神療法と人間の発達
第17章 プラグマティック技法論
あとがき
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