物書き松重豊、誕生!
軽妙洒脱な筆致で描かれる演者の心象風景。
連作短編小説12編+エッセイ25編を収録。
『孤独のグルメ』『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』『きょうの猫村さん』などさまざまな映画、ドラマで注目を集める著者の初の書籍。書き下ろし連作短編小説「愚者譫言(ぐしゃのうわごと)」と週刊誌「サンデー毎日」の連載エッセイ「演者戯言(えんじゃのざれごと)」の2種を収録。演者だからこそ描くことができた心象風景を、独自の軽妙洒脱な筆致で表現。「サンデー毎日」連載時から人気を呼んだ旭川在住のイラストレーターあべみちこによるイラストが彩りを添える。
「あ、そや、空っぽとな、無、ちゅうのは違うもんなんやで」
そう言って老人は烏丸御池のバス停で降りて行った。
二つの言葉がぐるぐる回る。
あの日からか、自分の仕事が分からなくなった。
(『愚者譫言』プロローグ 「バスの中」より)
レビュー(43件)
う〜ん、中途半端につまらない本でした。
大好きな役者さんの小説とエッセイが混ざっている作品で、面白く読ませていただきました。 松重豊さんのブログも淡々としていて、好きなんですよねぇ~。 ブログも本にならないかなぁ~?
演者
後半の「演者戯言」は、サンデー毎日に連載していたエッセイで、身辺雑記も少なくないから措くとして、前半の「愚者戯言」はユニーク。自分、つまり役者である松重豊氏が、場所など、ある程度のシチュエーションは設定しながらも、何の役を演じているのか分からない展開。結果、そこにスポットが当たるにつれ、氏の文章世界に引き込まれていく。役者だから可能な発想なのか。過去に読んだことがないスタイルの掌編。愚者ではなく、やはり演者なのだろう。
面白かったです。色々想像しながら読み進めるのが楽しかったです。
たまたま見ていたTVに松重さんが出ていらして 本を出された事を知り 内容も紹介されていて興味を持ち購入 時間はあるし面白かったので一気に読みきりました(笑) 時間があまり無い方でも一編ずつ読めるし良いのでは? 通勤してる頃ならば通勤時間に一編ずつ読んでいたかな?と思います