この巻の目玉はやはり「船富家の惨劇」でしょう。個人的な好みからは少し外れるタイプの作品ですが、力作です。 乱歩が『黒死館殺人事件』について、この一作で全ての探偵小説を終わらせようとしているかのようだ、と言ったのを思い出しました。 「船富家」は全く傾向の違う作品ですが、この一作に今自分ができる全てをつぎ込む、というような作者の意気込みを感じます。 結果、一つの作品としては盛り込みすぎのような気もしますが、作者の熱意が伝わってくるので私は好感を持っています。 途中で「おお、これは『赤毛のレドメイン』だ」と思ったら作中で「君は、レッド・レドメーンズという小説は読んだかね?」と言って類似性を論じる場面があり、納得しました。これは「確かにヒントはここから貰ったが、自分はそれとは違う独自の価値のあるものを書いた」という自負の表れでもあるのでしょう。 何度も結論めいたものが出されては否定されたり、舞台にも変化があるなど、TVのミニ・シリーズのような形で映像化したら面白いかもしれません。,著書はかなり古い時代【戦前戦後】の物ですが、推理小説の先駆けとも言えるのでしょうね。 最初にこの本を手に取ったとき、特に目を引いたのはカバーでした。 背表紙の1巻から12巻迄全てが連続して≪一枚の絵≫になっているのです。 内容は現代では少し難しい処も有りますが、コレクションとして飾っておきたいです。,ポイント10倍、送料無料なので。通販だと便利です。
レビュー(5件)
「船富家の惨劇」について
この巻の目玉はやはり「船富家の惨劇」でしょう。個人的な好みからは少し外れるタイプの作品ですが、力作です。 乱歩が『黒死館殺人事件』について、この一作で全ての探偵小説を終わらせようとしているかのようだ、と言ったのを思い出しました。 「船富家」は全く傾向の違う作品ですが、この一作に今自分ができる全てをつぎ込む、というような作者の意気込みを感じます。 結果、一つの作品としては盛り込みすぎのような気もしますが、作者の熱意が伝わってくるので私は好感を持っています。 途中で「おお、これは『赤毛のレドメイン』だ」と思ったら作中で「君は、レッド・レドメーンズという小説は読んだかね?」と言って類似性を論じる場面があり、納得しました。これは「確かにヒントはここから貰ったが、自分はそれとは違う独自の価値のあるものを書いた」という自負の表れでもあるのでしょう。 何度も結論めいたものが出されては否定されたり、舞台にも変化があるなど、TVのミニ・シリーズのような形で映像化したら面白いかもしれません。
1〜12巻迄全取り寄せたくて
著書はかなり古い時代【戦前戦後】の物ですが、推理小説の先駆けとも言えるのでしょうね。 最初にこの本を手に取ったとき、特に目を引いたのはカバーでした。 背表紙の1巻から12巻迄全てが連続して≪一枚の絵≫になっているのです。 内容は現代では少し難しい処も有りますが、コレクションとして飾っておきたいです。
集めています
ポイント10倍、送料無料なので。通販だと便利です。