中国において伝統劇は娯楽・情報伝達の手段であり、宗教活動とも密接な関わりがあった。伝統劇が改革され政治性が最優先された中華人民共和国建国後、農村劇団と伝統劇はいかに変容したのか。
はじめに
凡例
序章 農村劇団の一年 ─清末から民国期を中心に─
第1部 建国後の農村劇団にみる上演活動
第1章 建国以前の劇団による商業上演
第2章 建国後の伝統劇コンクール
第3章 雑誌『劇本農村版』の刊行
第4章 農村劇団にみる演出制と名角制
第5章 農村劇団と幕表制
第6章 文化大革命時期の農村劇団
第2部 建国後の現代物の新作にみられる作劇術 ─農村の現代を描く試み─
第1章 民国期における秧歌劇の改革とその作劇術
第2章 秦腔「劉巧児告状」から評劇「劉巧児」へ
第3章 豫劇「朝陽溝」に映された家族関係
第4章 模範劇「沙家浜」とその作劇術
第5章 “紅嫂”作品の成立とその女性像
補論 文革後における“紅嫂”物語の変容
終章
参考文献一覧
あとがき
初出一覧
人名索引
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