ベルリンの壁が崩壊し、東西対立の構図が消滅するとともに、アメリカの軍需産業は大統合に向かった。本書は、三〇兆円もの膨大な国防予算を背景に、各企業がますますその経営を合理化していった謎を解き明かす。九九年のNATO軍によるユーゴ空爆などの地域紛争は、従来、民族対立によるものと理解されてきたが、そこに常に介在していたアメリカ製兵器の持つ意味について言及されることはなかった。膨大な資料を分析することによって、政治家、軍との結びつきから、CIA、NASAとの連携まで、アメリカの軍需産業の巨大な姿が浮かび上がってくる。この危険なビジネスが世界情勢を左右する、そのメカニズムとは何なのか。
レビュー(8件)
どこまで本当の事なのか?
アメリカの軍産複合体については、ある程度、知識はあると思っていたが これ程とは・・・・。 広瀬隆さんの本は、物事の本質を捉えているので複雑で難しい事でも 分かり易いと思っていたが、どこまで信じるかは、読む人の考えによると思う。