- 1003
- 4.06
このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり。
レビュー(1003件)
面白かったので、読んだ後ビデオも見てしまいました。
青春グラフティ~
デビュー作をようやく読めた。京都を舞台にした小説ということで、どうしても森見登美彦氏を思い出さずにはいられなかった。しかし、京大青竜会と俺目線で語られる恋愛模様を読むにつけ、自分の若かりし頃と”俺”を重ねて読んでいた。一目惚れで告白もできずにいる主人公。恋破れ九日間の物忌みに入った彼を私は笑えなかった。凡ちゃんの告白も、意外と納得が50:50だった。青春グラフティだな~
おもしろーい! 声を出して笑いながら小説読んだのははじめてかも。 で、さっそくDVDも借りて見ました。 小説読んで浮かんだ自分なりのキャラクターのイメージと映画との差が楽しめるので私としては 小説→DVDがおすすめです。 DVDから見た子供は、この映像を文章でどう表現してるのぉ~と、小説読んでました。 どちらもアリだと思います!
面白かったです。途中何回も笑いました。この本はコミックであり、SF・ファンタジーであり、そして恋愛小説でもあって、主人公が成長するという盛りだくさんのお話だなと思いました。なんにしろ面白かったです。他の万城目さんの本も読んでみたいと思っています。
ホルモーが何なのか、とても気になって購入。読んでみてそういうことか・・・と思いました。ホルモン(食べ物の)ではありません。『プリンセス豊臣』と一緒に購入しました。こちらも映画化されているようですね。どのようにひょうげんしているのでしょうか、とても気になりました。