本書では、まず総説において虚血性心疾患の病態としての動脈硬化の成因や心筋虚血、壊死の病態生理、そして最新の画像診断法と薬物および非薬物療法について解説し、さらに心筋梗塞と狭心症の各々について病態と治療を詳述した。後半の疾患編では、本編者が最近の10年間に実際に経験した1000例以上の急性心筋梗塞やほぼ同数の狭心症患者の中で、こういう症例こそ知っておくべきであろう、あるいは多くのことを学ぶことができるであろうという症例の症候や治療方針をシミュレーションした。まさに実際の臨床に則した形で症例が提示されており、全27症例を経験されることで心筋梗塞、狭心症の診断と治療の流れをほぼ把握できるものになっている。
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