【輸入盤】序曲集 カントロフ&タピオラ・シンフォニッタ
ヴェーバー:序曲集
カントロフ&タピオラ・シンフォニエッタ
指揮者キャリア約30年のベテラン、ジャン=ジャック・カントロフは、ロシア人を両親にカンヌに生まれたフランス人で、もともとはパガニーニ国際コンクールとティボール・ヴァルガ国際コンクールで優勝した経験を持つヴァイオリンの名手。現在も指揮とヴァイオリンの両方で活躍するカントロフの指揮スタイルの特徴は、室内オーケストラを自在にシャープに操る一方で、豊かな情感も表現、各パートの出入りや歌わせ方、リズムの扱いの巧みさは実に見事なものがあります。
今回リリースとなるヴェーバーの序曲集は、19世紀初頭の様式で書かれたオペラの序曲にふさわしい軽やかな運動性を損なうことなく、ロマン派ならではの豊かな雰囲気とエネルギーを感じさせる充実した仕上がりを見せるものとなっています。
オペラの序曲といえば、長大な本編の予告編ともいうべきその凝縮された音楽の魅力によって、いわゆる「序曲集」アルバムもかつては人気を博していましたが、近年はCDリリースの形態がライヴ録音の増加により「実演反映型」になるケースが多いこともあってか、まとまった「序曲集」体裁のアルバム・リリースが減少傾向にありました。
ヴェーバーの序曲集についても、最近ではアントニ・ヴィト指揮ニュージーランド交響楽団の録音くらいしかなかったので、今回のカントロフ&タピオラ・シンフォニエッタの録音の登場は歓迎されることでしょう。彼らのヴェーバー・アルバムはこれが3枚目というのも注目されるところで、協奏曲、交響曲、序曲と続けてヴェーバーの世界を巧みに描き出す彼らの実力に改めて感銘を受けます。(HMV)
【収録情報】
ヴェーバー:序曲集
・魔弾の射手
・精霊の支配者
・トゥーランドット
・アブ・ハッサン
・オベロン
・オイリアンテ
・ペーター・シュモル
・プレチオーザ
・シルヴァーナ
・祝典序曲
タピオラ・シンフォニエッタ
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
録音時期:2006年5月、2009年11月
録音場所:フィンランド、タピオラ・ホール
録音方式:デジタル
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
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