「恐るべき出来事」が呼び起こす場所と記憶の文化
「心霊スポット」という言葉が、雑誌・テレビのメディアに使用され始めたのは1990年代前半。その後、「神奈川ジェイソン村」「新潟ホワイトハウス」「八王子首なし地蔵」など、「恐るべき出来事」が語られる空間=訪れる場所としての「心霊スポット」は、インターネットの普及とともに隆盛を極めていく。本書では、「心霊スポット」という「語り」が成り立つ前史を概観し、テレビやネットで展開される実態を調査する。また、「将門塚」や「八王子城跡」など現代でも語りつがれる「心霊スポット」を検証する。
はじめに
序章 場所と怪異の民俗学
第一部 心霊スポット考
第一章 心霊スポットとは何か
第二章 真相としての仮構
第三章 モノと感覚
第二部 心霊スポットの諸相
第一章 将門塚のことー将門はどう祟るのか
第二章 八王子城跡のことー怪異の変容
第三章 おむつ塚のことー或いはたくさんのお菊
終章 誰がための心霊スポット
おわりに
参考文献
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