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「自然ー作る人ー食べる人」という関係のあいだに、利他がはたらく。 コロナの影響下で家にいる時間が長くなり、みなが向き合うことになったのは、料理という人類の根本的な営みのひとつだった。「ポストコロナ」という言葉のもと、世界の劇的な変化が語られがちな中、私たちが見つめ直し、変えられるのは、日常の中にあることから、ではないか。 ベストセラー『一汁一菜でよいという提案』等の著書や料理番組で活躍する料理研究家の土井善晴と、『中村屋のボーズ』等の著書がある政治学者であり、最近は「利他」を主要なテーマの一つに研究をしている中島岳志。 異色の組み合わせの二人が、家庭料理、民藝、地球環境、直観、自然に沿うこと…等々、縦横無尽に語らい、ステイホーム期間に圧倒的支持を受けたオンライン対談「一汁一菜と利他」を、ライブの興奮そのままに完全再現! 【イベント参加者の声】 ・視野が一万倍くらい広がりました。 ・日常を生きること料理して食べることが利他と地続きだなんて驚きです。 ・コロナの自粛期間中は、食品の買い出しと食事作りと後片付け、献立や何を買っておくべきかを考えるのがとても大変で、食事周りのことに時間を奪われているみたいで嫌になっていたけれど、おかげさまで気持ちをリセットすることができました。 ・本当に素晴らしい時間でした。まるで和食をいただいたような感覚になりました。一汁一菜と仏教が重なるとは思いもしませんでした。 MSLive!Booksシリーズ創刊第1弾!! 【MSLive!Booksとは?】 ミシマ社が2020年5月にスタートしたオンラインイベント、「MSLive!」。 「MSLive ! Books」は、オンラインイベントのライブ感をそのまま詰め込んだ書籍シリーズです。イベントに参加くださった方々から、イベントの内容を活字化したものを販売してほしいというリクエストをたくさんいただき、実現することになりました。
レビュー(46件)
テレビ番組で中島先生の存在を知って、利他とは何だろうと興味を持った。わかりやすくて、スーッと読めた。
台所人生のおともに必須
面白い!! その一言に尽きます。 家庭料理に対する思いや姿勢が、すーっと心に入っていきます。 普段は対談本は買わないのですが、これは別格です。 中島さんの聞き方がいいのか、土井善晴さんの受け方がいいのか、読んでいて飽きないです。 これからのながーい台所人生のお供にします。 多分20年後でも通じる内容です。 大切に、何度も読み返したい一冊です。
良いです
大変面白く拝読いたしました。人柄がにじみ出ています