- 7
- 5.0
「太陽の地図帖」名作漫画シリーズの最新刊は、不朽の名作『あさきゆめみし』「大和源氏」の世界を研究者の解説でひもとく。大和和紀のロングインタビューやカラー原画も掲載。登場人物図鑑付き。 [目次] 文=愛華みれ/稲本万里子/斉藤昭子/佐竹知佳/佐野みどり/橋本ゆかり/三田村雅子/三村友希/吉井美弥子/ヤマダトモコ(敬称略) ●特別巻頭口絵/『あさきゆめみし』イラストギャラリー ●巻頭言/『源氏物語』の真髄に迫る 『あさきゆめみし』という試み ●作品解説/日本最高峰の古典『源氏物語』を現代に解き放つ!高貴な男女が綾なす、雅な王朝絵巻『あさきゆめみし』 ●「名作」の舞台を訪ねて/紫式部の足跡を辿りながら 平安京の面影を歩く ●大和和紀ロングインタビュー/千年の時を超え、その魅力を伝えるために 『あさきゆめみし』が描いた『源氏物語』 第1部:古典の名作『源氏物語』に挑んで 第2部:55年を超える「漫画人生」を振り返って ●登場人物図鑑/登場人物相関図 ●大和和紀略年譜・作品&単行本リスト ●評論 ・『あさきゆめみし』に息づく、国宝『源氏物語絵巻』の美 ・日本美術史から読み解く 物語の空白を埋める創作シーンと、読者へのメッセージ ・少女漫画のヒーローへと“転生”! 『あさきゆめみし』が救った光源氏 ・六条の御息所の重層性を映す「源氏能」の世界 ・「髪」が表現する、女君の心情 ・現代の源氏絵『あさきゆめみし』と、「源氏絵」の優品 ・光源氏亡き後の世界「宇治十帖」で描かれたヒロイン浮舟の“葛藤” ・“少女漫画の王道”としての『あさきゆめみし』の成しえたこと ●女君で旅する『あさきゆめみし』 【Chapter1】桐壺の更衣と藤壺の宮 【Chapter2】六条の御息所 【Chapter3】紫の上 【Chapter4】明石の君 【Chapter5】女三の宮 ●コラム 桜と“禁忌の恋”/消えた語り手と「源の典侍」/“青海波”とひるがえす袖/紫の上の最期と“陵王の舞”/「末摘花」のこのうえなく美しいもの/常に控えめな「花散里」の隠された本心とは?/「玉鬘」を照らす蛍の光/回想で描かれる、「空?」との甘美な恋/光源氏の永遠のライバル「頭の中将」/「夕霧と雲居の雁」、その幼な恋の行方/結婚を拒絶する「大君」の意図 ●特別寄稿 愛華みれが語る、宝塚歌劇団『源氏物語 あさきゆめみし』秘話
レビュー(7件)
若い頃から 大和和紀さんの作品が 大好きで 大河ドラマを観てて また 懐かしくなり 本棚の奥から コミックを出して来ました。 こちらの本も 読み応え 見応え すごいです! 美しすぎる絵に 感動です!
あさきゆめみしがあったことで学生時代に古文が苦にならず。とても感謝しています。 美しい平安絵巻にうっとりします。 大和先生の作品は中学生の子供たちも大好きですよ。
やっぱり買っちゃいました。
学生の頃読んだあさきゆめみし。 大和和紀さんの世界にまた浸れました。
久しぶりに、あさきゆめみしの絵が見たくて購入。 人物図など詳しく、分かりやすいです。 絵は、もちろん美しいです。
歴史で「平安時代」は、生活様式以外は興味がないが、この源氏物語だけは興味がわく。 若い頃、この「あさきゆめみし」を読んで、源氏物語を理解した。 凄い漫画家さんだと思います。 「あさきゆめみし」を読んだ人も読んでいない人も、大河ドラマを見てる人も、作者の偉大さを感じる事ができる一冊。