記憶の心理学
: ガブリエル・A・ラドヴァンスキー/川崎 惠里子
「人間の記憶」に関する多岐にわたる理論や研究を1冊にまとめた画期的なテキストブック。記憶研究を学ぶ読者はもちろんのこと、それ以外の領域ーー心理学の各分野、医学や法学、教育学などーーを学ぶ人にとっても必要となる「記憶研究」の各トピックについて、理解し活用できるよう、過不足のない情報を提供している。
実験室的研究にとどまらず、目撃者記憶に関する法的問題、乳幼児の言語の獲得と記憶の発達的変化、加齢による変化、さまざまなタイプの健忘症など、実生活に深くかかわる応用的分野まで、この1冊で幅広く学ぶことができる。
全章を通して、図、グラフ、写真が豊富に使われており、概念を視覚化して理解することができる。また、章ごとに、まとめとキーワード、復習問題がつき、自分の理解を確かめつつ読み進めることができる。さらに、テーマごとに「実習」「研究の詳細」「記憶力をよくするには?」という3つのボックスが設けられており、読者の興味と目的に沿ってそれぞれ深く掘り下げることが可能となる設計となっている。
読者が勉強しやすいよう、細かいところまでサポートされた、頼りになるテキストブックである。
原書名:Human Memory: Third Edition
…第I部 記憶研究の背景…
第1章 記憶研究の概観と歴史
第2章 記憶研究の神経科学
第3章 記憶研究の方法と原理
…第2部 記憶研究の基礎…
第4章 感覚記憶と短期記憶
第5章 ワーキングメモリ
第6章 非宣言記憶
第7章 エピソード記憶: 過去と未来
第8章 忘 却
第9章 意味記憶
…第3部 記憶研究の展開と日常生活…
第10章 記憶の形式モデル
第11章 場所の記憶と時間の記憶
第12章 自伝的記憶
第13章 記憶と現実性
第14章 記憶と法
第15章 メタ記憶
第16章 乳幼児および児童期の記憶
第17章 記憶と加齢
第18章 さまざまな形の健忘症
付 録 記憶の研究法
訳者
川崎惠里子(川村学園女子大学名誉教授)【 1-6章,11章,付録】
井関龍太(大正大学心理社会学部)【13-18章】
猪原敬介(北里大学一般教育部) 【9-10章】
下島裕美(杏林大学保健学部)【12章】
林 美都子(北海道教育大学函館校)【 7-8章】
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