「テレビ vs 映画」を超えてーー。高度成長期、テレビの台頭で映画は「斜陽」を迎えたのか。テレビ向けフィルム映画の試みやお色気・やくざ映画の流行、ワイドスクリーンという新機軸、時代劇やメロドラマの変遷など、映像の新時代の幕開けを描き、現在につながる大転換の実像を明らかにする。
序 章 メディアの相互交渉の視角から
I 「電気紙芝居」ならざるもの
第1章 テレビ登場
ーー映画のなかのテレビ・メディア
第2章 テレビとは何か、テレビ・ドラマとは何か
ーー映画との差異を求めて
第3章 テレビ映画をつくってやろう
ーー映画会社、テレビ産業へ行く
II 過剰投資の果てに
第4章 映画館の乱立と奮闘
ーー映画興行者たちの困難
第5章 配給・興行に力を入れろ
ーー映画会社の動員戦略
第6章 「不良性感度」で勝負
ーー映画会社の宣伝戦略
III テレビとの差異を求めて
第7章 ワイドスクリーンの挑戦
ーー撮影様式の変化
第8章 ワイドスクリーンの達成
ーー映画演出の美学
IV もはやテレビなくしては
第9章 変貌する時代劇ヒーロー
ーー身のふり方とこなし方
第10章 メロドラマと女性観客
ーーよろめく女たち
終 章 メディア間の交渉はつづく
注
あとがき
図表一覧
索引
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