ランスの癌、蔓延するEPO、衛星放送の導入、拡大するスポーツ・ビジネス。復帰後のランスが中心となって変えていったクラシックレースの形。ビジネス先行、不正を黙認する組織やスポンサー。連勝中のランスを追いかけ、取材を続けていた紳士の国イギリス出身の著者の忸怩たる思いは徐々に記事や行動にも現われ、反ドーピング陣営として取材拒否の憂き目に遭い、多くの選手たちの悲しみをも眼にすることになる。このスポーツを愛していたからこそ許せなかった。93年から06年のツール・ド・フランスー*日本語版のためのエピローグ収録。
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