本書は、懐徳堂最大の学問的業績を残したと評価されている中井履軒について、懐徳堂研究の視点からばかりではなく、日本美術史や科学技術史などの異なる視点から考察する。
対象を可能な限り自分の目で見つめ、考察し、その結果を単に文章として残すだけではなく、自らの手で、モデルや絵画を作成して表現しているところに、履軒のユニークな学問の姿勢を見ることができる。
1 履軒、その人を見る
2 履軒、自然界の森羅万象を見て、博物館を著す
3 履軒、獣体解剖を見て、人体解剖図を描く
4 履軒、天を仰いで、天体モデルを作る
5 履軒、顕微鏡を覗いて、極小の世界を見る
6 履軒、机辺の道具を愛する
論考 中井履軒の「顕微鏡紀」について
中井履軒の「瘤」と「目」と
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