人の息絶え絶えなるを目守る日はおもふヒマラヤを越えゆくツルを
(『てまり唄』)
永井陽子の私的な側面。うさぎの国の老母とわたし。
『てまり唄』完本、遺歌集『小さなヴァイオリンが欲しくて』、
第一句歌集『葦牙』より全564首ほかを収録。略年譜付き。
♯(シャープ)と二冊同時刊行。
つくねんと日暮れの部屋に座りをり過去世のひとのごとき母親 『てまり唄』
鹿たちも若草の上(へ)にねむるゆゑおやすみ阿修羅おやすみ迦楼羅 『てまり唄』
〈とか〉〈とか〉と並ぶレポート指し示しとかとか国のものがたりする
『小さなヴァイオリンが欲しくて』
夜は夜のあかりにまわるティーカップティーカップまわれまわるさびしさ 『葦牙』
てまり唄(完本)
1 イロハカヘデ/烏相撲/落書/阿修羅のサンダル/のぎへん
2 むかう流し/蓑虫伝説/曇日/鬼の木/空の歳時記
3 てまり唄/のりしろ/箒/兎国/おやすみ、阿修羅
あとがき
小さなヴァイオリンが欲しくて(抄)
1993(平成五年)
1994(平成六年)
1995(平成七年)
1996(平成八年)
1997(平成九年)
1998(平成十年)
1999(平成十一年)
葦牙(抄)
渇水期/地図にない街
略年譜 宇田川寛之 編
編集ノート♭ 石川美南
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