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「二十歳まで生きられない」という呪いをかけられた少女・澪を救うには、呪術によって生み出された悪霊・千年蠱を祓うしかない。 しかしそれは、澪が心を寄せる少年・高良の死を意味していたーー。 呪いだけ解いて、高良を生かす方法を探る澪だが、高良の孤独な姿を見るたび、胸が苦しくなる。禁忌に立ち向かおうとする澪の想いは、高良に通じるのか。前世からの宿縁で結ばれた二人に待ち受ける運命とは。 蠱師たちの闘いが激しさを増すなか、窮地に陥った澪を心配する兄の漣、護衛役の波鳥は……。白い狼の雪丸、そして狸の照手ら精霊たちも、澪にそっと寄り添う。 『後宮の烏』で人気の著者による、呪術幻想譚シリーズ第四弾。文庫書き下ろし。
レビュー(16件)
本日届きました。いつもながら、梱包がしっかりしていて、安心できました。ありがとうございました。
次巻が待ち遠しいです
邪霊の怖い表現もありますが、澪と高良の今後はどうなる?飄々としているけれどやはり年上の安心感がある八尋、澪のことが心配だけど隠れた心情も見え隠れする漣の活躍、次巻が待ち遠しいです。