梵貝荘(ぼんばいそう)と呼ばれる法螺貝(ほらがい)様の異形の館。マラルメを研究する館の主・瑞門龍司郎(ずいもんりゅうしろう)が主催する「火曜会」の夜、奇妙な殺人事件が発生する。事件は、名探偵の活躍により解決するが、年を経た後、再調査が現代の名探偵・石動戯作に持ち込まれる。時間を超え交錯する謎。まさに完璧な本格ミステリ。続編「樒(しきみ)/榁(むろ)」を同時収録。(講談社文庫)
この傑作、一文字たりとも読み落とすなかれ梵貝荘と呼ばれる館。魔王と称される仏文学者。暗唱されるマラルメの詩。異様な死体。そして稀代の名探偵。隙のない美しさの本格推理小説。続編「樒/榁」収録。
鏡の中は日曜日
第一章 鏡の中は日曜日
第二章 夢の中は眠っている
第三章 口は真実を語る
樒/榁
樒
榁
レビュー(74件)
時間が前後することもあり、登場人物が多いわけではないが難解な面があり、もう一度読み直そうかなと思っている。
面白かった
完全にだまされた!!非常に面白く、一気に読了しました。
この作者の作品はこれが初めてでしたが、読みやすかったです。 この作者が好きなので(作者公式HPをとおして)、何を読んでも5つ★にしてしまうと思います。 同時収録の「樒/榁」はたぶん推理小説ファンが読む『小説』であって、謎解きを楽しむものではないと思います。(謎はありますが) 名探偵石動は魅力的な人物です。他の作者の作品に出てくる名探偵とは一味違うユニークなキャラです。
おわかりのように石動戯作シリーズ。毎回思うのですが、彼は話を進めるための駒の役目を割り振られているようです。あるいは狂言まわしとでもいいましょうか。その中でも今回は少し活躍していた方かもしれません。アントニオが事務所でだらだら過ごしているのみなのが残念。日常を超越した人物である以上、仕方ないのかもしれません。水城優臣シリーズを読んでみたくなりました。