御堂関白記 藤原道長の日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
王朝時代の事実上の最高権力者であり、光源氏のモデルとされる藤原道長は、どんな毎日を過ごしていたのだろうか。抵抗勢力のために機能不全となる朝廷、ごますり上手な武家の棟梁、道長政権の庇護者、漢詩文の隆盛、2人の妻、親王誕生、金峰山参詣、息子の出家ーー。本書は、道長の日記『御堂関白記』をわかりやすい現代語訳で読みこなす。道長のすがおを通して、千年前の日々が時空を超えて甦る。
目次
はじめに
長徳四年戊戌(九九八) 左大臣藤原道長三十三歳
長保元年己亥(九九九) 左大臣藤原道長三十四歳
長保二年庚子(一〇〇〇) 左大臣藤原道長三十五歳
寛弘元年甲辰(一〇〇四) 左大臣藤原道長三十九歳
寛弘二年乙巳(一〇〇五) 左大臣藤原道長四十歳
寛弘四年丁未(一〇〇七) 左大臣藤原道長四十二歳
寛弘五年戊申(一〇〇八) 左大臣藤原道長四十三歳
寛弘六年己酉(一〇〇九) 左大臣藤原道長四十四歳
寛弘七年庚戌(一〇一〇) 左大臣藤原道長四十五歳
寛弘八年辛亥(一〇一一) 左大臣藤原道長四十六歳
長和元年壬子(一〇一二) 左大臣藤原道長四十七歳
寛仁二年戊午(一〇一八) 太政大臣藤原道長五十三歳
寛仁三年己未(一〇一九) 僧行覚五十四歳
寛仁四年庚申(一〇二〇) 僧行覚五十五歳
付録
コラム
レビュー(19件)
あらすじが分かるうえ、原文と訳を比べながら読めるのでうれしいです。
大変良い
道長様が書かれた日記、簡潔な漢文での記載が多く人柄が滲み出ていると思う。 興味深い内容で、同時代の他の方が書かれた日記と合わせ読む事により、その時代に起きた出来事等がよりはっきりとし大変よく理解する事が出来ました。 原文の読み下し文が先に記載されているので白文(漢文)も何とか読む事が出来、現代語訳、解説が大変わかりやすく書かれていて、系図や年表、読書案内もすごく参考になり良かったです。 読書案内で紹介された他の書物も是非読みたいと思いました。
古典初心者向けにはとてもわかりやすい角川ソフィア文庫のビギナーズクラシックシリーズ。ずっと在庫切れになっていた藤原道長の日記「御堂関白記」をみつけたので購入しました。日記という個人的なものを通して当時の平安宮廷、道長とその周辺の人々の様子がよくわかります。
当時の最高権力者の日記がどのような内容なのか興味があったので購入しましたが、道長が召集したのに部下達が誰も来なかったり、ケガレに感染してしまっったせいで、長い間準備をしていた山への参詣を泣く泣くあきらめることになってしまったり、笑える内容が多くて、読みやすい解説がついていて、当時の生活もよく分かりました。毎日の日記の小見出しが、「日記をさぼる御堂関白」「折り合いの悪い公卿の懐柔を試みる御堂関白」「幼い天皇に賭け事を教える御堂関白」とか面白く付けられていました。
光源氏のモデルといわれる藤原道長の日記。実際の貴族の生活は、恋や歌にううつをぬかす暇もなく、仕事仕事で大変だったようです。