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大阪大学の大人気講義! おいしい料理は、科学と歴史がコツになる。 みんな授業に寄っといで! コーヒーを淹れるのはカフェインの熱水抽出であり、肉を焼くのは 筋タンパクミオシンの熱変性にほかならない。 ごく身近な「料理」という作業を題材に、生物学を体感として理解する。 その調理法から食材の歴史まで学べる、頭もお腹も大満足の一冊! 第0講 オリエンテーション 「今年の顔触れはどうかな。」 第1講 カレーライスの生物学 「講義をはじめます。」 金曜日はカレー曜日/コロンブスの苦悩/カレー粉の解剖学/日本最初のカレー/ご飯と玉葱の幸福な出会い/ (解説) 1-1 遺伝子組み換え作物 1-2 カプサイシンと痛み 1-3 病原菌ハンターの時代 1-4 ビタミン 第2講 ラーメンの生物学 「今日のお昼は何を食べましたか。」 本格手打ちインスタント・ラーメン/麺は手打ちか足打ちか/麺打ちとパーマ/スープと浸透圧/焼豚には前後がある (解説) 2-1 でんぷんとは何か 2-2 タンパク質とは何か 2-3 浸透圧(おダシの物理学) 2-4 インスタント・ラーメンの物理学 第3講 ホットドッグの生物学 「勉強もちゃんとしてちょうだいね。」 ソーセージは紙詰か腸詰か/燻製のちから/ホットドッグの正しい食べ方/ライバル出現ハンバーガー/ (解説) 3-1 食品と高分子 3-2 食品の保存、防腐、殺菌 3-3 ヘムとハム 3-4 健康食品と有害食品 第4講 お茶はいかがの生物学 「今週はライトに、お茶にします。」 ティー・オア・カフィー/水の硬さって何?/コーヒー中毒は本物の中毒だ/クッキーとビスケットの違い ( 解説) 4-1 ポリフェノール 4-2 カフェイン 4-3 進化論 4-4 ドーパミンと脳内報酬系 第5講 焼肉の生物学 「今週は約束通りヘビーに焼肉です。」 カルビってどこの肉/焼け具合はアミノカルボニル反応で/キムチの効き目/ (解説) 5-1 内骨格と外骨格 5-2 ガンとは何か 5-3 正統ホルモン学 5-4 赤身肉と白身肉 第6講 ちょいと一杯の生物学 「今日はこのあとコンパという諸君も多いでしょう。」 サルでもできるワイン作り/ビールとサイダーの作り方/ビールとパンは兄弟です/酔っ払いの生理学 (解説) 6-1 お酒の醸し方 6-2 三ツ矢サイダーと平野水 6-3 ベーグルの悲しい歴史 6-4 お酒に強い人弱い人 第7講 食後のデザートの生物学 「暑くなってきましたね。」 アイスクリームとシャーベット/牛乳はなぜ白いか/イチゴはどこを食べてるの? (解説) 7-1 水の不思議と生物 7-2 細胞膜とレシチンとコレステロール 7-3 パンダの親指 あとがき/参考文献
レビュー(15件)
オススメです。
とっても面白い本です。楽しかったです。わかりやすい内容で、実際の大学の授業内容のようですが、こんな授業なら受けたかったですね。私は違う大学に行っていましたが、さすが、一流大学は授業内容が違いますね。