財を得るには「道」がある! 労働価値の向上が企業の持続的な発展に結びつく。住友商事副社長、レンゴー社長を歴任した名経営者の人生哲学!
●本社の了解なく強行した、マレーシア現地スタッフの待遇改善・差別撤廃
●業界の未来を考え、批判を承知で打ち出した「フルコスト主義」「三位一体の改革」
●合併後、社員間の深い溝を解消した「2つの労組の統一」「賃金格差撤廃」
●「派遣切り」「雇い止め」が社会問題になる中、派遣社員1000人を正社員化
──逆風を恐れず、むしろ力に変え、人を活かし生産性向上につなげた名経営者の哲学を紹介!
「時代の移り変わりに応じて資産運用の損得を見定め、事業の拡張や縮小、起業や廃業を進めるが、決して目先の利益に軽々しく走ってはならない」──私はビジネスの現場でこの精神を貫き、実行し続けたと思っている。(著者「まえがき」より)
著者・大坪清氏は、住友商事副社長、レンゴー社長を歴任し、『財を得るには「道」があり、労働価値の向上こそが、企業の持続的な発展に結びつく』という自らの信念を実践し、会社のみならず従業員も繁栄に導いてきました。
本書は、多くの企業が短期的な利益追求のために人を経費つまりモノ同様に扱いがちな今の時代に、一石を投じる内容です。
「情」の経営とは、単なる「やさしさ」ではなく、従業員のモチベーションと生産性を上げ、それが長期的な利益につながるという、ある意味戦略的な経営手法ともいえるものです。
本書では以下のような、著者が実践してきた「情」の経営の実例を紹介しています。
特に「派遣社員1000人を正社員化」については、当時、メディアでも大きく取り上げられました。
また、現在の世界はコロナ禍の「非常時」にありますが、このような時にこそリーダーの真価が問われます。
本書では、「非常時の男」と呼ばれた著者が、以下のような次々とふりかかる難題に対し、自ら現場に降りたち、事態の収拾に当たる姿も紹介しています。
●聯合紙器(現・レンゴー)にける労働争議、株主と3社入り乱れての勢力争い
●経理問題の収拾、体制の抜本的立て直しを任されたマレーシアへの赴任
●会社を大きく揺るがした住友商事銅地金不正取引を巡る巨額損失事件でロンドン赴任
●リーマンショック、そして東日本大震災
今の時代に読んでいただきたい内容となっていますので、ぜひお手に取ってご覧ください。
1、不意の人事
2、大阪生まれ
3、大手前高校
4、神戸大学
5、商社志望
6、配属
7、製紙業界
8、住商へ復帰
9、再編への序章
10、カエルと蛇
11、転換点
12、異才の技術者
13、マレーシア赴任
14、強気の支店長
15、取締役就任
16、繊維本部長
17、ロンドン赴任
18、2つの肩書
19、セッツの危機
20、セッツ救済
21、落下傘社長
22、フルコスト主義
23、内憂
24、長谷川さんの死
25、リーマン破綻
26、2009年問題
27、東日本大震災
28、環境への配慮
29、夜遊び
30、人との縁
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