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“魔族特区”絃神島に突然現れた謎の吸血鬼。彼女は先代の第四真祖、アヴローラと同じ容姿を持っていた。真祖クラスの眷獣を自在に操る彼女はヴァトラーをも圧倒し、古城(こじょう)と雪菜(ゆきな)を追い詰めていく。 彼女との接触によって、古城は失われていた記憶を取り戻すのだが……。 はたして謎の吸血鬼の少女は本物の第四真祖なのか。 そして、地中海に浮かぶ世界最古の“魔族特区”ゴゾで、幼い日の古城と凪沙(なぎさ)が見たものとは? ついに語られる古城の秘められた過去と第四真祖にまつわる秘密──。 世界最強の吸血鬼が、常夏の人工島で繰り広げる学園アクションファンタジー、待望の第七弾!
レビュー(17件)
高2の息子に頼まれて購入。 1巻からずっと買い続けています。 私も読みましたが、少女マンガのような内容で面白かったです。
過去編
語られていなかった過去のエピソード(第4真祖)がようやく開陳。7巻目でようやくネタバレってどういうことよ? それはさておき、安定感は抜群ですね。エピソードの配置、即ち構成が緻密でそれと感じさせない文体は流石です。電撃文庫が発刊した頃(1993年)から読み続けていたら、2013年でもう20年という読者ですが、安心して読める作家さんはレーベルの宝だと思います。 アニメ化するそうですが、微妙な出来になる可能性もあって、そういった点で作家を大切にして欲しいです。
今回は、今まで触れられていなかった、過去の話。 本筋を進めつつ、伏線回収というシリーズ中盤?の王道展開。 泥臭い作品が多い三雲先生も今回はわりとスィートなタッチなのは、編集の力なのか? それとも先生のお考えなのか? 次巻に期待。