海外M&Aの第一人者である中田 順夫氏が、日本企業が海外M&Aを成功させるための秘訣をお伝えする。
本書は日本企業が行った海外M&Aの実例をもとにした物語調の事例と充実の解説を掲載。M&Aを行う国や日本の法規制によって起こりうる実務への問題点を明らかにする。アジア特有の文化や価値観を踏まえたM&Aの進め方を解説するほか、M&Aの締結直前に起こりがちな日本企業の様子を漫画で紹介する。海外M&Aを検討する企業担当者、経営層など、ビジネスパーソン必見のM&A事情を知る決定版。
はじめに
第1章 事例で学ぶ海外M&Aにおける法規制と実践の乖離への対処
法則1 M&Aとマネーロンダリング
「マネロン」は反社会勢力の資金洗浄だけではない
買収や商取引を困難にするマネロン規制に要注意
◆ 事例1
◆ 解説
法則2 ガン・ジャンピング規制
効果的なデュー・デリジェンスを妨げる独占禁止法上の規制
競合企業のセンシティブな情報をデュー・デリジェンスで見るための方策は?
◆ 事例2
◆ 解説
コラム1 自社売却した創業者オーナーのその後の人生|
法則3 フランス企業からの事業譲渡
厚い労働者保護の国、フランスは要注意
従業員代表との協議手続期間中の相手方の変化リスクへの対処
◆ 事例3
◆ 解説
法則4 エスクローと表明保証保険
エスクローを積んでもらうのがベストとは限らない
表明保証保険の仕組みとメリットを知り柔軟に活用する
◆ 事例4
◆ 解説
コラム2 売られていく海外の会社の役員の発想
法則5 M&A案件の対外発表
日本と海外で異なる開示のルール
マーケットへの開示のタイミングは要注意
◆ 事例5
◆ 解説
コラム3 M&A案件の成功・失敗の社内評価
第2章 事例で学ぶアジアのM&A特有の実務ノウハウ
法則6 アジア地域で特に留意すべき腐敗リスク
国によっては贈賄も当たり前
腐敗した会社を買収するリスクを知り、冷静に判断を
◆ 事例6
◆ 解説
コラム4 日本人の忍耐力と非寛容、新興国の人々のおおらかさと柔軟性
法則7 二重帳簿、三重帳簿の存在
過度な「節税」行為による不正会計リスクをどう見るか
財務状況の正しい把握とリスクの見極めが肝要
◆ 事例7
◆ 解説
法則8 株主構成が複雑な企業のM&A
株主の意思が見えない状況にどう対応する?
アジアでオークションを勝ち抜くにはリスクをとることも
◆ 事例8
◆ 解説
コラム5 東南アジアの家族観とM&A
法則9 法令違反への対処
買収対象企業によるコンプライアンス違反が発覚
工場の操業許可取消事由の現実的リスクをどう評価するか
◆ 事例9
◆ 解説
法則10 新興国の弁護士とのつきあいかた
期限が守られなくても怒らない
頭ごなしの文句や催促がかえって案件を遅らせるリスクになる
◆ 事例10
◆ 解説
コラム6 現地の人々へのリスペクト
第3章 漫画 海外M&A 最終交渉現場の実際
INTRODUCTION
解説
海外M&Aの典型的な流れ
おわりに
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