本書は微分方程式によって表された複雑系の数値解析について学ぶ入門書である。
図版を数多く収録し、複雑系の基本現象であるカオス、パターン形成などにつ いて、視覚的、感覚的に理解できるように配慮されている.また、読者 が自ら 描くことを強く意識し、そのときに必要な数学的知識、例えば、ルンゲ=クッタ 法、有限差分法などに関して、各章の補遺で詳しく説明してい る.オリジナル な内容も豊富に含み、第5章の「シンプルカオス」では常微分方程式系、偏微分 方程式系も含めて、カオス系はどこまでシンプルになり 得るかという問題を追 及し、第6章の「樹状ネットワーク構造の形成とエントロピー生成率最大化 (MEP)の原理」ではエントロピー生成率最大化と いう観点から散逸構造形成の 本質に迫っていく
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