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41歳で脳梗塞で倒れたものの、懸命なリハビリの末に見事現場復帰したルポライターの鈴木大介さん。鈴木さんが高次脳障害を受容するまでの行程を描いた記事は大反響を呼びました。 そんな鈴木さんの闘病生活を支えた「お妻様」。鈴木さんと「家事力ゼロな大人の発達障害さん」だった「お妻様」が悪戦苦闘しつつ、「超動けるお妻様」になるまでの笑いあり、涙ありの日々をお届けします。 発達障害妻と脳梗塞夫の愛と笑いと涙の実話! 41歳で脳梗塞で倒れたものの、懸命なリハビリの末に見事現場復帰したルポライターの鈴木大介さん。鈴木さんが高次脳障害を受容するまでの行程を描いた記事は大反響を呼びました。 そんな鈴木さんの闘病生活を支えた「お妻様」。鈴木さんと「家事力ゼロな大人の発達障害さん」だった「お妻様」が悪戦苦闘しつつ、「超動けるお妻様」になるまでの笑いあり、涙ありの日々をお届けします。 まえがき 序 第1章 彼女様との出会い わたしは駄目な子要らない子/メンタル病んだ女性しか好きになれない?/スケープゴート型のアダルトチルドレン/あらゆる「せめて」が打ち負かされていく/なにがなんでも2人で行動/フライングカレー皿事件/断薬してバイトを始める 第2章 彼女様がお妻様に あの彼女様が戻ってきた/「スルー力」と「逆ギレ力」/ネタの範疇/ぼぼぼぼくとけけけけっこんしてください/加速するカオス/薬の力を借りて/精神的DV夫 第3章 まずお妻様が倒れ、そして僕も倒れる お妻様の死を予感する/ヒャッハーしてましたよね/涙を流したのはたった一度きり/なるべくしてなった/ようやくあたしの気持ちがわかったか/高次脳と発達障害は同じもの 第4章 発達障害妻&高次脳夫の家庭改革 発見と考察の日々/ルンバをポチる/お互いに譲れないこと/お義母ちゃん登場/そんなんで泣くなよ、面白いから/ようやくコンセプトが固まる/まだありがとうが足りねえ/「なぜできないのか」が見えてきた/ネオお妻様の誕生/わかるわかるわかる。それめっちゃわかる!/結局「頼んだ方が早い」/いちいち凹んでたら、死んじゃうよ?/今日はザワチンなの?/炊事的化学反応/「頑張ってる量」が平等になった 第5章 なぜお妻様の発達障害を治療しないのか 不自由の先輩/発達障害も含めたパーソナリティが好き/やっぱり家事は2人でやった方が楽しいよね/以前の2人には戻りたくない/お父ちゃんのちゃぶ台返し/「やれて当たり前」がやれない辛さ/「障害に甘えるな」は禁句 あとがき
レビュー(44件)
興味がありました。
「発達障害」と「高次脳機能」 著者は、それらをまとめて、 「脳コワさん」と呼んでいます。 前半部分は、「お妻様」の発達障害の照明になるのかな~? 私は、専門家ではないので、その真否は判断できません。 しかし、最終章の「なぜお妻様を治療しないのか」は、 私が普段、感じていたことを、言葉にしています。 その中で、私の共感したことを2つ、挙げます。 まず、「不自由を障害とするのは、環境が決めること」 次は、「脳コワさんは、被害者でもあり、加害者でもある」 と言う事です。
発達障がいにも様々な種類があり、その程度も非常に幅広いです。タイトルでは高次脳機能障害を「脳が壊れた」と表現されていますが、こちらもまた症状は多岐にわたり、その程度も千差万別です。この作品に提示されている障がい像もその多面的な側面のごく一面に過ぎませんが、楽しく読ませていただくなかでも、そういった事象に対する理解を進めるにあたっては、良い導入書となるのではと思います。
赤の他人が同居する結婚というシステムについて考えさせられました。どうしてそこまでして問題がある人と住みたいのか、さっぱりわかりません。当事者の回想録という点で見れば、文章に照れがあるのか妙にはしゃいだ部分が目につき最初は読みにくいものでした。後半で分析等が入る頃にようやく読めるようになりました。
商品も お店の対応も たいへん満足しました。
電子で買って、本でも買いました。本当にオススメの本です。