表情豊かな美しい絵で描かれた
人魚になりたかったぼく、ジュリアンの物語
おばあちゃんと行ったプールの帰り道、ジュリアン少年は地下鉄に乗っていました。人魚が大好きなジュリアンは、おしゃれな人魚の格好をしている女性3人に見とれて、おばあちゃんに打ちあけます。「ぼく、人魚なんだ」。たちまちジュリアンは想像の世界へ入りこみ、人魚になりました!
おばあちゃんに声をかけられ想像の世界からもどったものの、ジュリアンは家に帰るなり身近な物をつかって人魚に変身して満足します。けれど、おばあちゃんには不評のようで、ジュリアンはがっかり。「ぼく、人魚の格好をしちゃいけないのかな……?」
ところが、人魚の姿のまま外へ出ようとおばあちゃんに誘われ、おっかなびっくり出かけてみると、さきほど見かけた人魚姿のお姉さんたちをはじめ、海の生き物に扮した色鮮やかな人たちのパレードが!そこでジュリアンは……。
ボローニャ・ラガッツィ賞(伊)、ストーン・ウォール賞大賞(米)受賞作品。
レビュー(12件)
色彩が輝く、読むアート
とにかく絵の具の色が美しいです!文章が無くなり、絵のみになるシーンは思わず息を呑んで見入ってしまいます。 テーマがLGBTQとありますが、読んでいてテーマの主張は全く感じません。性別は関係なく好きなものは好きで、それを否定せず認めてあげる姿勢。 子どもたちにもオススメできる、素敵な絵本だと思います。
目と心の保養にぜひ。
物語も素敵。ジュリアンのおばあちゃん最高。 でも、とにかく絵が素敵。 想像の世界でマーメイドになったジュリアンがたくさんの海の生き物たちと優雅に泳ぐシーンは眺めているだけで気持ちが弾む。 あとジュリアンのばあちゃんとその友達の水着姿も素敵だし(柄がきれいだし、迫力のある体形もいい)、パレードの参加者の扮装もそれぞれ素敵!