レジリエント・ヘルスケア
: 中島和江/ErikHollnagel(エリック・ホルナゲル)/JeffreyBraithwaite(ジェフリー・ブレイスウェイト)/RobertL.Wears(ロバート・ウィアーズ)
医療は時々刻々と変化する複雑適応システムであり、人々の柔軟性のある対応、すなわちレリジエンスこそがシステムをうまく機能させる源だとされている。
本書は、医療安全向上のため、「失敗の原因を特定して対策を施し、失敗をなくす」という伝統的なアプローチではなく、「うまくいっていることに着目し先行的に対応し、うまくいくことを増やす」というレジリエンス・エンジニアリングアプローチを医療に応用するための理論と手法を解説する。
訳者まえがき
編著者まえがき
図表一覧
執筆者紹介
序章 医療にレジリエンスが必要な理由
第1部 複数利害関係者と多重システムの複合体としての
ヘルスケア
第1章 ヘルスケアをレジリエントにするために:
Safety‒1からSafety‒2へ
第2章 レジリエンス、第2 の物語、および患者安全の進歩
第3章 ヘルスケアにおけるレジリエンスと安全:
結ばれるか決別か
第4章 Safety‒1に対する社会文化的批判から
Safety‒2が学ぶこと
第5章 「成功に注目すること」対「失敗の側に注目すること」:質は安全と同じか? 安全は質のことか?
第6章 複雑適応システムとしてのヘルスケア
第2部 レジリエンスが個人,グループと組織の中で占める位置
第7章 集中治療室におけるレジリエンス:ジュネーブ大学病院の事例
第8章 社会技術環境における熟達化,柔軟性,レジリエンスの調査:
ロボット手術に関するケーススタディ
第9章 規制とヘルスケアのレジリエンスを調和させる
第10章 組織の再編とレジリエントな組織:
ヘルスケアにおける検討
第11章 レジリエンスへの依存:
過ぎたるは及ばざるがごとし?
第12章 思慮に満ちた組織化とレジリエント・ヘルスケア
第3部 レジリエント・ヘルスケアの特性と実践例
第13章 レジリエンスと成功を切り離して考える
第14章 患者安全における適応行動と標準化
第15章 患者のエンパワーメント促進とヘルスケアシステムのレジリエンス向上のためのPROMsの活用
第16 章 レジリエント・ヘルスケア
第17章 現場でのSafety‒2思考:
日々の活動を支援する「ジャストインタイム」情報
第18章 ジョーンズ夫人の呼吸困難:
レジリエンスの枠組みで救えないか?
エピローグ ヘルスケアをレジリエントにする方法
参考文献
索引
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