本書は、一般経営経済学における総論的な考察と特殊経営経済学における各論的な問題を結びつけることを意図する。以下において、各論の問題として、投資決定における企業課税を取り上げ、そして、体系づけられた総論の観点から、この問題がいかに論じられるのかということを明らかにしたい。
本書においては、「企業者職能論」、「投資決定」および「企業課税」という3つのテーマに取り組む。これらの関係を考察することによって、先に述べた目的の実現へと向かうのである。すなわち、投資決定における企業課税の問題が企業者職能論の観点からいかに論じられるのかということを明らかにすることが、本書の課題である。
第1部は経営経済学の体系化に関連させて、シュナイダーが主張する企業者職能論を取り上げる。第2部は、投資決定における企業課税の問題を論じる。第1部と第2部では、それぞれ総論としての経営経済学と各論としての経営税務論について言及している。第3部では、これら2つの問題の統合を試みる。
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