- 427
- 4.26
北海道天塩山麓の開拓村を突然恐怖の渦に巻込んだ一頭の羆の出現!日本獣害史上最大の惨事は大正4年12月に起った。冬眠の時期を逸した羆が、わずか2日間に6人の男女を殺害したのである。鮮血に染まる雪、羆を潜める闇、人骨を齧る不気味な音…。自然の猛威の前で、なす術のない人間たちと、ただ一人沈着に羆と対決する老練な猟師の姿を浮彫りにする、ドキュメンタリー長編。
北海道天塩山麓の開拓村を突然恐怖の渦に巻込んだ一頭の羆の出現!日本獣害史上最大の惨事は大正4年12月に起った。冬眠の時期を逸した羆が、わずか2日間に6人の男女を殺害したのである。鮮血に染まる雪、羆を潜める闇、人骨を齧る不気味な音…。自然の猛威の前で、なす術のない人間たちと、ただ一人沈着に羆と対決する老練な猟師の姿を浮彫りにする、ドキュメンタリー長編。
レビュー(427件)
この人の作品は読み始めると止まらなくなりますね
20~30年ぶりでしょうか、久しぶりに吉村 昭氏の小説を読みました。 良かったです。以前読んだものをまた読みたくなりました。
昔の雪国での生活の大変さがよく分かりました。
以前読んだことがあったのですが、面白くて購入しました。これで好きなときにいつでも読めます。
1ミリでも興味があるなら読むべき1冊
今の私達に馴染みのない漢字が所々で使われていますが文章の運びがどちらかと言うとドライで変な捻りも無いので非常に読みやすいです。実際にあった出来事に対して忠実に、限りなくノンフィクションに近い小説で事実の中に添えられた登場人物の鬱々とした心理描写や移り変わってゆく集団心理の描写は決して過剰ではなく、それでいて細やかで引き込まれます。